原燃サイクル施設(原燃PRセンター含む)及び上北太陽光発電所、並びに量子科学技術研究開発機構 六ケ所研究所
- 実施日
- 2022年11月17日(木)~18 日(金)2日間
- 参加者
- 13名(宮城教育大学生9名(学部生7名、大学院生2名)、同大学指導教授1名、東北大学大学院生1名、SNW東北2名
- 勉強会
- 「高レベル放射性廃棄物の地層処分について」(於:ユートリー八戸)
- 講師
- 原子力発電環境整備機構(NUMO) 富森 卓 氏
- 訪問施設
- 原燃サイクル施設(原燃PRセンター含む)及び上北太陽光発電所、
並びに量子科学技術研究開発機構 六ケ所研究所
- 実施内容
(1)勉強会(11月17日)
Webで、原子力文化財団(東京)と勉強会場(八戸)を結び、NUMO 地域交流部 富森専門部長から「高レベル放射性廃棄物の地層処分について」の演題で地層処分に関する説明を頂いた。
放射性廃棄物の種類と処分方法から始まり、ガラス固化体の作成方法、発生量、また、地層処分についてもその歴史、処分の基本的考え方から特性マップまでのこれまでの検討経緯、併せて最近の北海道での文献調査の動向まで、体系的にかつ分かり易く丁寧な説明でした。
Web ではあったものの参加者からの質問も多く出され、熱心な回答を頂いたことから参加者の理解が進んだものと思料され、企画の意図が達成されたものと感じました。
(2)日本原燃PRセンター見学(11月18日)
核燃料サイクル及び再処理について、案内スタッフから模型やパネルを使用して分かりやすく解説頂き、事業の概要を理解しました。 また、高レベル放射性廃棄物の処分に関するパネルもあり、前日の勉強会の理解も進んだものと思います。
(3)日本原燃サイクル施設見学
ウラン濃縮工場及び低レベル放射性廃棄物埋設センターをバスの車窓から、また、使用済み燃料貯蔵プールを貯蔵施設内に入り、鉛ガラス越しに見せて頂きました。加えて、ビデオにより再処理中央制御室の状況、模型等により施設の全体像を解説頂き、理解が進みました。
(4)上北六ケ所太陽光発電所
展望台から発電所全体を俯瞰しました。太陽光パネル(約27万枚)、に加えて、周辺には石油備蓄基地や風力発電所もあり、エネルギー基地としての六ケ所を認識しました。
(5)量子科学技術研究開発機構 六ケ所研究所
六ケ所研究所の概況及びブランケット工学試験棟を林部長から、スーパーコンピュータを八木部長から、また、国際核融合材料照射施設開発のための原型加速器の開発状況について春日井次長から説明頂き、核融合の開発状況、及びこれに伴うレアメタル関連新技術の開発状況についての知識を得ました。